学校での授業開始!! ~カメルーン5

 年末年始休暇をいただき、カメルーン流の休暇の過ごし方を体験し、インターンシップに戻ってきました。気持ちを新たにインターンに励みたいです。

 

 さっそく小学校での授業開始!! 今月から毎週火曜日と水曜日に小学校で授業を行ないます。与えられた、正しく言えば自ら提案した授業は文化、人権、HIV/AIDS。学校側は英語や算数などの一般教科を受け持つことを提案したのですが、それを断わって普段学校では教えていない教科を教えることを望みました。

 

 理由は2つ。先生は十分にいてカメルーンの教育方針に合った教え方をしているから、子どもたちには一般教科以外の、一般教科と同じくらい大切なことを学んでほしいからです。第1回目の授業は、自分のバックグラウンドの紹介も兼ねて日本文化を紹介しました。

 

 緊張した面持ちで学校に行くと子どもたちが”Aunty! Aunty! (先生!先生!)”と駆け寄ってきてくれました。少し緊張がほぐれ、授業へ。日本から持ってきたポストカードを見せ、日本語で名前を書いてあげ、手作りの福笑いで遊び、おりがみで紙飛行機を折り・・・子どもたちは、笑顔、笑顔、笑顔。授業が終わるころには、授業前に感じていた緊張はどこかに吹き飛んでいました。

 

 1週間後、今度はカメルーン文化の授業をすることに。一方的に私が話し子どもたちは話を聞くだけという授業にしたくないという気持ちがあり、グループワークを取り入れてみました。グループに分かれて、それぞれ衣食住などのトピックについて話し合い。

 

 しかし、1~4年生にとってはまだまだ難しかったようで・・・まともな授業になりませんでした。子どもたちを鎮めるのに一苦労。授業をしていて辛かったです。前回の授業があまりにも上手くいったので、ショックが大きかった・・・対照的に、5、6年生はグループワークもなんとかでき、簡単なプレゼンテーションまでたどり着きました。

 

 さらに1週間後、再びカメルーン文化の授業をしに小学校へ。先週の失敗があったのでかなり重い足取りで学校へ。また失敗したらどうしようという不安が心のどこかにあって、朝から沈んだ気持ちでした。いよいよクラスへ。今回は自分でリサーチしたカメルーン文化の紹介です。

 

 子どもたちに質問をできるだけしながら授業を進め・・・先週よりはちゃんとした授業になりました。でも、ある生徒が放った一言で深く傷つくことに・・・クラス担任の先生が今日私から何を学んだか聞くと、生徒のうちの1人が”Nothing. (何にも)”と答えたのです。

 

 落ち込みました・・・私が外国人であるにもかかわらず、この国の文化の初心者でもあるにもかかわらず、この国の文化を教えることを望んだ理由は、自国の文化に誇りを持ってほしいと思ったから。植民地化の影響で、自国の文化は西洋文化より劣っていると教えられた時代があったから、そんなことは絶対にないと改めて気付いてほしかった。

 

 いつの間にか週2回の小学校での授業が精神的な重荷になってしまいました。毎週小学校での授業が終わると気持ちが軽くなるのです。どうすれば子どもたちが楽しめ学べる授業にできるんだろうか・・・考えを巡らせる日々です。

 

(カメルーン発 筑波大学3年・橋場奈月)

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