都市鉱山からレアメタルを発掘!
3月9日、経済産業省と環境省による「第5回使用済小型家電からのレアメタルの回収及び適正処理に関する研究会」の傍聴に行ってきました。
レアメタルは携帯電話・電子部品・燃料電池に使用されるなど、今やIT産業や先端産業には欠かせない存在になっています。しかしレアメタルには、地殻中の存在量が比較的少ないことや、発掘される地域が偏っているという問題があります。このレアメタルの確保を巡って各国が争奪戦に入っている指摘もあります。
こうした現状を受けて、レアメタルが多く使用されている携帯電話やパソコンといった電子機器をリサイクルすることによってレアメタルを確保しようという動きが始まっています。都市に眠る鉱物資源という点から「都市鉱山」という言葉も注目されるようになりました。
日本では9つの自治体が使用済小型家電からのレアメタルリサイクルモデル事業に選ばれていますが、今回は八王子市の取り組みに注目します。
八王子市では、平成21年より市役所や大学など市内51か所に回収ボックスを設置し、15cm×25cm以下の家電製品(携帯電話、デジタルカメラ、ビデオカメラ、小型ゲーム機、電卓など)を回収しています。
参考:http://www.city.hachioji.tokyo.jp/gomi/8125/021737.html
また昨年、大学としては法政大学・帝京大学・工学院大学・杏林大学・多摩美術大学・東京薬科大学・東京純心大学・ヤマザキ動物看護大学で回収イベントを行ったそうです。
「レアメタル」「都市鉱山」という言葉だけみると、自分には縁のない世界の話かと思ってしまいます。しかし実際には、携帯電話・パソコン・ポータブル音楽プレーヤーなどの身近な製品にレアメタルが使用されています。日本の産業に貢献する意味でも、使用済み小型家電の回収という事業は大学生である私たちにも参加しやすい有意義な資源リサイクル事業だと言えます。
一橋大学 山田学


