MD学生記者クラブが取材しています  
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 「貢献心は本能」という言葉を聞いて、すぐにわかる人はほとんどいないでしょう。なぜなら、私が言い出した言葉だからです。
 他人や社会のために役に立ちたいと思う欲求は、人間にとっては本能だということ。そう考えるように至ったのは、私が中学生のときに出会った1つの死が大きな影響を与えています。

 友人の高校生になる兄がガンを宣告され、余命3カ月だと知らされました。彼は最初の1カ月は遊びほうけていましたが、ある日、遊びをピタリとやめ、突如、勉強し始めたのです。
 その姿に私は崇高な気持ちを抱くとともに、疑問を持ちました。「どうせ死んでしまうのに、何のために彼は勉強し始めたのだろう」。

 それ以来、その疑問は私を捉えて離れなくなり、眠りにつく5分前はいつもそのことを考えるようになっていました。普段は勉強、スポーツ、遊びに夢中で頭はいっぱいなのですが、なぜか寝る5分前になると、「死」のことを考えてしまうのです。

 西洋には「メメント・モリ」といって、死ぬことを忘れてはいけないという警句のような社会哲学があり、友人の兄の死は、私にそれと同じ影響を与えたのでしょう。

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