うれしくなって、帰るなり私は母親にこう言ってしまいました。
「親は子どもが一人前になるまで育て上げる義務があるけど、子どもには親の面倒をみる義務はないんだよ」
さすがに母親は怒りましたね(笑)。「義務は無いけど、権利はあるから安心してくれ」と言うべきところを、あえてこう言ったので当然の怒りでした。
この単純な事柄に使命感を持ったことで、寝る前の5分間の悩みが消え、その日以来、私はぐっすり眠れるようになりました。
その一方で私は「なぜか?」と問いかけずにはいられない性分ですので、今度は、悩みはなぜ消えたのか、そこには大事な本質があるはずだと考えるようになりました。
お腹が空いて、何かを食べれば食欲が満たされて満足する。それと同じように、悩みが消えたのには、それを満足させた何かがあったはずだ。そう考えていったときに、私が部下のことを思いやったように、人間の本能に貢献心が存在することがおぼろに浮かんできました。
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