生田 - 人間は年をとると長期的ビジョンでの政策取り組みの姿勢に欠けてくるものですが、その点結構お年ですが森さんは、30年、50年先を目指したまさにこれからスタートさせる新しいプロジェクトに、今真剣に取り組んでおられる。「これはすごいことだな」と素直に思うのですが、この若者もビックリの気力、知力、体力、構想力、デザイン力といったエネルギーの根源は何なのですか。

森 - やっぱり好きなんですよ、街づくりが。たとえば高い所から街を眺めていると、「もっとこうしたほうがいいな」と思ったり、建物はもちろん、地図を見ているときでさえ、いろいろなアイディアが浮かんできて、それがもう習慣になっている。「社長が外国出張から帰ってくると、課題や宿題がたくさん出て大変だ」などと社員から言われるのですが、それは、海外の街を見るたびに新しいインスピレーションを受けて、たくさんのお土産(仕事)を持って帰って来るからです。

生田 - 飽くなき好奇心、これが原動力なのですね。

 ところで、先日お邪魔した上海環球金融中心もそうだと思ったのですが、森さんの頭の中には、本格派の国際都市というのはやはり磁力というか、大きく周辺諸国をも引き付けるマグネット力がないと機能しないというお考えがあるように感じます。

 

 
中国語版へ
  1ページ 2ページへ 3ページへ 3ページへ
   
(c)2008 DIAMOND INC, All rights reserved.