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生田 - どの時代でも年寄りは「最近の若いやつはだらしがない」みたいなことを言うけれども、私はじつは若い人たちはしっかりしていると思うのです。
ただ今は、非常に社会の進化のスピードが速い。それにもかかわらず学校教育というのは保守的だから、社会に突然放り込まれた新社会人やこれから社会人になろうとする大学生には戸惑いがあるのではないかと思うのですが、孫さんはどうですか?
孫 - 生田さん、僕は30年後の日本のことを考えるとぞっとするのです。このままでは、欧米や中国、アジアの成長についていけず、取り残されるに違いない。
30年たったら、皆こう振り返る。「かつて日本は世界で第2位の経済大国だったなあ。生田さんたちの時代は皆やる気がいっぱいで、敗戦のぼろぼろの国が世界第2位まで上り詰めたのだけれども、(30年たったら)世界で10位くらいになってしまった」だけどもそれでは悲しくないか、と。もう一度この国を成長路線に乗せなければならないと思うのです。
生田 - そのとおりですね。
孫 - そのためには成長ドライバーになりうる産業にもう一度、焦点を当て直さないといけないと思います。
たとえば、教育を例にとりますと小学校、中学校の教材のなかに農業、漁業にかかわる暗記項目がどれだけ含まれているか? 農業、漁業関連は非常に重要な分野ですが、日本のGDPの約2%しかない。しかしこの分野の暗記に割く時間は2%なんてものじゃない。
一方、日本の経済成長のうちの4割が情報産業なのにもかかわらず、今の日本の小学校から大学までの教育カリキュラムのなかに、はたして何パーセントの配分がされているか。2%くらいじゃないでしょうか?
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